有機溶剤の使用環境に関するアンケート回答結果

アンケート調査回答結果

これまでいただいたご回答を集計した結果を公表させていただきます。

 

1.性別

男女比は、男性6:女性4の割合でした。

 

2.年代

ほぼ、全年代の方からご回答をいただきました。
その中でも、50~59歳の方が多い傾向にありました。
印刷会社による、胆管がんのニュースで不安を感じる方が多かったと思われます。

 

3.現在の職場での有機溶剤対策(複数回答)

6.会社の健康対策の度合いにも関連しますが、会社の有機溶剤への対策を不十分に感じている方が多いことが分かりました。
健康診断を実施しているところが、全体の40%ほどしかありませんでした。
60%は健康診断すらしていない状況です。非常に危険であると思われます。
マスク着用が約30%、手袋着用が約15%、吸排気装置使用が25%ほどでした。
何も対策していないとの回答も25%ありました。

 

4.将来的な健康への不安

1、2を選択された方の割合は、85%に上りました。
将来の健康に、とても強い不安を感じている方が多いです。

 

5.将来の健康に対してご不安に思うこと

寄せられたご回答の一部をご紹介します。

 

  • 2週間近く気管支炎が治らない
  • トリクロロエチレンを素手で機械部品を洗浄しています。最近、疲れがひどく手足のむくみがひどいです
  • 呼吸器感作、臭気過敏など自覚症状があります
  • 半年前より歩行困難となった。ノルマンへプ系の洗浄剤による慢性中毒と判った。会社は労災認めず。
  • 体調不良の従業員が多く持病のある人も重症。定年退職した女性も退職2年で癌になり今は末期です。これに関して社長は知ってるが知らない。となっています。
  • 子どもへの影響

 

6.会社の健康対策の度合い

5、4を選択された方の割合は、75%に上りました。
大多数の方が、会社の対策が不十分だと感じていることが分かります。

 

 

7.会社にどのような対策を取ってほしいか?

寄せられたご回答の一部をご紹介します。

 

  • 換気をよくしてほしい
  • マスク、各実験台にドラフトを設置等
  • 有機溶剤代替品の話は何回もでるものの何もしてくれません。有機溶剤代替品を望む。健康診断もないのでやってほしい。
  • きちんとした換気設備、環境測定や健康診断など最低限の規則を遵守して貰いたい。
  • 洗浄剤の使用中止。ガスマスクと手袋の着用。
  • 健康診断がないので年に一度はしてほしい。トリを体に負担が少ないのにしてほしい。素手でトリで部品を洗浄しているので、会社側は従業員の体を考えてほしい
  • マスクは一応活性炭入りのものを使用していますが、体調が悪かったりすると二枚かさねをしてようやくの感じです。手袋もなるべく溶剤に強い耐薬品用を使用していますが、長時間は使えず破けてしまいます。せめて身を守る手袋やマスクはもう少し高い金額のものを買ってほしいと思います。本当は健康診断が一番なのですが、そこまでの意欲はないようです

 

 

8.有機溶剤と健康被害に関して思うところ

寄せられたご回答の一部をご紹介します。

 

  • 慢性毒性に関しては因果関係が掴みにくく、認定事例も少なくあくまで1個人の損害だけということもあり、職場環境や健康意識について軽視されがち
  • ノルマンヘプタン系の中毒は他にも隠れていると思う
  • 癌になった人がいるが因果関係があるとおもう。物忘れが酷くなったのも関係あるとおもう。
  • 平成24年10月に、母性保護のための「女性労働基準規則」が改正され、生殖機能などに有害な物質が発散する場所での女性の就業が禁止された事が会社で周知されていません。
  • 有機溶剤の吸引量でどういう健康被害がでるのかが知りたい。

 

 

※ご協力ありがとうございました。
有機溶剤による健康被害が減少するよう、活用していきたいと思います。
以降も、ご回答が寄せられ次第、追記していきたいと思います。