急性有機溶剤中毒 労災認定

急性有機溶剤中毒の症状

有機溶剤は、肺、腸管、皮膚すべての経路から体内に吸収されて麻酔作用を引き起こします。
揮発性を持っているものが多いため、短時間に多量を吸入することで中枢神経が侵され、急性中毒を引き起こします。

 

塗料や接着剤および洗浄剤、
またはプラスチック材料に使われている有機溶剤などが代表的に知られています。

 

例えば、グリコールエーテル系洗浄剤、アルキルベンゼン系洗浄剤、n-メチルピロリドン、
塩化メチレン(ジクロロメタン)、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン(パークロロエチレン)などがあります。

 

排気の不十分なタンク、大きな槽、缶、トンネル内等で溶剤を使用した洗浄作業や、塗装作業、床の汚れ落としに溶剤を使って掃除をするような場合などでも、口や皮膚より体内に取り込まれます。
ですから、充分な注意を払って取扱わないと大変危険なのです。

急性中毒の症状

急性中毒には、次の様な症状があります。

 

 

多幸感(たこうかん)、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、嘔吐、不穏(ふおん)

 

 

重篤で危険な症状としては、

 

意識障害、過度の麻酔作用による呼吸抑制、心室細動、肺水腫などです。

 

また、皮膚や粘膜への刺激作用があり、接触により発赤、びらん、水泡形成を生じます。
トリクロルエタン等による過敏性肺炎の例もあります。

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